腎臓の機能低下で起こる腎性貧血とは

腎臓の機能低下で起こる腎性貧血とは

腎臓とは、背中の腰辺りに左右一対あるそら豆のような形をした握り拳大の臓器です。
腎臓は、血液中の老廃物を濾し取って尿を造っています。
要は、体の濾過装置のような働きをしています。

 

それに加えて様々なホルモンも分泌しています。そのホルモンの一つがエリスロポエチンです。このエリスロポエチンは肝臓からも分泌されますが、多くが腎臓から分泌されます。

 

一般的に貧血と言いますと

一般的に貧血と言いますと、学生時代、朝礼時にクラっときて倒れたとかそういう事を思い浮かべられる方もいらっしゃるでしょうが、医学的に貧血と言うのは、赤血球の数が不足している事を言います。

 

赤血球は骨髄の造血幹細胞から分化して最終的に成熟赤血球となりますが、赤血球が成熟していく過程でエリスロポエチンが必要となります。

 

従って、エリスロポエチンが不足すると、赤血球が成熟出来ずに、赤血球の数が不足して貧血となります。

 

腎臓の機能が低下すると、エリスロポエチンの分泌が減少し、貧血となるわけです。これを腎性貧血と言います。一般的に腎臓の機能は一度低下してしまうと、元通りにする事は困難です。

 

ですから、少しでも今の機能を維持する様な努力をする事となります。先ず、糖尿病や高血圧などが基礎疾患としてある場合は、その治療に最善を尽くします。

 

血圧をコントロール

血圧をコントロールしながら、腎機能低下を進めないような内服薬もありますので、その様な内服薬を飲みます。また、塩分の多い食事は腎臓に負担がかかりますので、減塩を心がけます。貧血に対してはエリスロポエチン製剤が注射で発売されていますので、月に1回から2回皮下に注射します。

 

また、血液中の鉄が不足しているとエリスロポエチンの反応性も低下しますので、鉄も鉄剤内服などで補充する必要がある場合もあります。
腎臓は、先程触れましたように、一度機能低下を起こしてしまうと元通りにする事が困難な臓器です。早期発見、早期治療が大切です。腎臓の機能が低下してくる前に、蛋白尿を認める事が多いので、健診や人間ドックなどで、蛋白尿を指摘された時は、たかが蛋白尿と放置せずに、必ず病院で相談される事が重要です。そして経過観察となった場合は決して中断せずに、継続して行くことが大切です。

 

現在では、腎機能が廃絶してしまうと、透析を受けるか、移植を受けるしかありませんが、現在IPS細胞を用いた腎臓の再生研究なども進んでおりますので、今後に期待が持たれます。

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